元学童保育職員の記録

元学童保育の職員が書き物を中心とした、学童保育で働く皆さんの役立つ情報を紹介していきます。

散歩、移動中に気を付けるポイント

こんにちは

今日は保育中の散歩や戸外移動の際に気を付けることを書いていきます。

 

戸外移動の際に気をつけること

想定される危険

・普段の保育の中で散歩に出かけたり、ちょっと遠くの公園まで歩いていくこともあるかと思われます。戸外のことになりますので室内で想定されるケガや事故とはまたちがったものがあるかと思われます。

・不注意による車との接触 ・間隔があきすぎて見失う ・移動中のけんかやトラブル

こういったことが想定されます。想定されるものは防いでいきたいですよね。次からは対策をのせていきます。

 

事前指導

・移動がある際には出発前に集合し、約束事の確認をします。 (車が来ていないかよく確認する。できるだけ間隔は開けないようにする。移動中はふざけない等)

約束を守れなかったらどんな危険があるか子どもたちと一緒に確認しましょう。子どもたちへ意見を問いかけてもいいです。 子どもたちから見た危険は大人とはまた違うものがあるかもしれません。

人数やメンバーをよく確認しておきます。

そしてトイレに行くよう絶対に呼び掛けておきましょう。

 

整列の時の注意点

・次に施設近くで整列を促しましょう。

できるだけ高学年×低学年の組み合わせが望ましいです。高学年は車道側につくように伝えておきましょう。高学年同士であれば大丈夫ですが、1年生×1年生はよほど落ち着きがある子以外はお勧めしません。

組み合わせもふざけすぎてしまったり、ケンカになりそうな組み合わせは避け、落ち着いて移動できる組み合わせを考えましょう。

任せられる場合には高学年に組み合わせを考えてもらうのも手です。 時に職員よりも厳しい目で組み合わせを考えてくれます。
職員が一人で引率する場合は先頭に、二人の場合は列の前後に、三人つけるときには前後真ん中または前後と気になる子のそばにいると良いでしょう。
※一人の場合は最後尾に高学年をつけ、間隔を見て移動するように呼び掛けてほしいとつたえておくと少し安心です。

移動中

・さあ出発です。

先頭の職員は前方の危険を見ながら定期的に後ろが間隔を開けずについてきているか確認します。自転車が向かってきたり、犬を散歩させている方がいたときには気を付けるよう後方へ呼びかけます。
最後尾の職員は後ろから見て、間隔があいているところがないか、後方から危険がないか確認しながら進みます。先頭と同じように気を付けることがある場合には前方へ呼びかけます。
真ん中についた職員は子どもたちの様子を見ながら、先頭と最後尾の呼びかけを伝達します。また緊急事態(処置が必要なケガ、戻ってトイレに連れていく)が起きた場合に対応するのが真ん中についた職員です。

信号や横断歩道を渡る際にはできるだけ全員がついてから渡るようにしましょう。間隔があいた状態で渡ると、点滅時や慌てて移動するため、曲がってきた車に衝突する危険があります(そういった状態だと子どもたちもなかなか止まったりが難しいです)。

到着、そして帰るとき

・目的地へ到着してからはすぐに遊ばせるのではなく、再び約束事を話してから遊ばせましょう。あらかじめ帰る時間を伝えておいてから遊ばせます。

帰るときには再び人数を確認し、近くにトイレがある場合にはトイレを促します。出発時の約束を確認してから帰りましょう。帰るときの注意点も先ほどのものと同じく、危険があったら子どもたちへ呼び掛けていきます。

まとめ

いかがでしたか。

移動の際には事前指導が大切です。事前に伝えると子どもたちの中でも気を付けようという意識が芽生えます。

また「わかってるよ~」という約束事でも、いざ破ってしまった後の話で「そんなこと聞いてない、知らない!」ということがあるため、事前指導はそれを防ぐためでもあります。

予想されるケガや事故を防ぎ、子どもたちも職員の皆さんも楽しく過ごせますように…

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。