元学童保育職員の記録

元学童保育の職員が書き物を中心とした、学童保育で働く皆さんの役立つ情報を紹介していきます。

春休み指導案文例前編

こんにちは

私事ですが、先日脚をやけどしまして、通院することになりました。今まで2日に一回のペースでお知らせしてきましたが、今後は3日に一回のペースになりそうです。よろしくお願いします。

 

さて、今日は春休みの指導案について文例をお知らせしていきます。

春休みの指導案を作ろう

春休みはいつから?

・そもそも春休みはいつからというと、だいたい3月下旬(3/25以降)から4月上旬(4/7以前)、約2週間程度です。6年生(卒業生)は3月末まで通うことができます。新1年生はそこの学童保育によって異なりますが、春休みから通えるところもあるようです。

 

春休みの指導案のポイント

・春休みはほかの長期休みのように大きな行事やイベントを入れるのが難しい場合が多いです。というのも新年度や卒所式、お別れ会の準備などで忙しくなるからです。

特にお別れする子へは思い出作りのために絆を深めたり、楽しい思い出をすごせるよう援助していきましょう。

一方新入生へは信頼関係を築くことや学童保育所が安心した場所であること、集団で過ごすためのルールなどを伝えていく必要があります。

そして在所生へは学年が一つ上になったことへの自覚が持てるように援助していく必要があります。

 

これらを踏まえて、指導案を作成していきましょう。

以降は文例となります。

指導案文例

生活

・登所時には検温や体調に異常はないか確認し、異常が見られたり、不調をうったえてきたときには保護者へ連絡する。 ・登所後は長期休みの生活の流れを確認していく(手洗いうがい、時刻記入など)忘れている子や困っている子がいた場合には声をかけたり、上級生に手順を説明してもらったりしながら、身についていくようにする。 ・春休み初日には子どもたちへ普段とは生活の流れが違うこと集団で話を聞く時間など子どもたちへ問いかけながら、約束事を話していく。 ・寒暖差があるので様子を見ながら上着を羽織ったり、衣服の調整をしていくよう促す。また運動遊びの後は汗を拭いたり、水分補給を促すなど子どもたちが自分で気づき、行動できるようにしていく。  

 

環境設定

・天候や公園の状況を見ながら外遊びの提案をしていく。また人数に応じた職員数を配置し遊びの様子を見守っていく。 ・室内遊びでは遊ぶものによって部屋を分けていき、人数が大幅に偏らないようにする。様子を見ながら場所の提案を行う。 ・朝の会では一日の予定を伝え、子どもたちが安心して過ごせるようにする。また必要に応じて予定表を作り、子どもたち自身が目で見てわかるようにしていく。 ・行事などの予定があるときには時間を逆算し、活動に間に合うように遊びや片づけを行うなどしていく。また子どもたちへも事前に伝えておき、行動できるようにしておく。 ・昼食前には遊びの気分をいったん区切れるような導入を工夫していく。 ・一日過ごす時間が長いため、お昼以降に活動を振り返る機会を設けて、良かったところや気を付けたほうが良いところを確認しあう。 ・卒所する子やお別れする子へ春休み中にやりたいことを聞いておき、楽しく遊べるように場所や用具を確保しておく。 ・新入生が登所した際には集まる機会を設け、学童保育や集団生活のルールを話していく。また活動場所の確認を行い、不安な気持ちを解消できるよう配慮する。 ・新入生で不安な様子が見られる子には好きな遊びを提案したり、上級生にそばについてもらうように声をかけ、安心してすごせるようにする。 ・特に新入生の保護者へは生活の様子を伝えていき、情報共有ができるようにしていく。(好きな遊び、一緒に過ごした友達、上級生など)

 

長くなりましたので、続きは次回に書いていきます。

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

お別れ会・卒所式で使えるアイデア

こんにちは

今日は節分ですね。

保育園、幼稚園こども園では鬼が出てくるところも多いようですが、学童保育ではどうなのでしょうか…?

小学生の豆攻撃はとても痛そう…

 

今日は卒所式やお別れ会のアイデアについてお知らせしていきます。

 

卒所式・お別れ会アイデア

卒所式とは、学童保育所での卒業式です。最終学年の3月まで通ってもらった子への学童保育所からのプレゼントという意味もあるかと思います。

一方お別れ会は事情により、学童保育をやめる人に行うための会です。年度が替わる3月にやめる子が多い傾向にあります。

ここでは贈り物のアイデアについて書いていきますので参考にしてみてくださいね。

卒所式、お別れ会どちらにも使えるアイデア

歌のプレゼント

・この時期になると別れの歌や卒業ソングが出てきます。歌は音源があれば、特別必要なものがありません。練習する時間を確保しておき、本番ではお別れする子へ歌声を届けましょう。

なかなか練習する時間がとれない場合には、学校でのお別れの歌を参考にしてみても良いかと思います。

 

メッセージカード

準備するもの:色画用紙やはがきサイズのカード、ペンやデコレーション用のマスキングテープ、シール等、メッセージカードを入れるファイル

・子どもたち一人ひとりにカードにお別れのメッセージを書いてもらいます。

様式が決まっている場合にはお手本を用意しましょう。低学年に書いてもらう際には職員がついておくと安心です。帰ってくる時間が短い高学年や早い時間に帰宅する子へは持ち帰ってもらっても良いでしょう。職員間の把握が大事です。書いていないということがないようにしましょう。

 

職員からのプレゼント

・ある意味かくし芸といいますか、ダンスや歌など、子どもたちが喜ぶものを練習し、発表しましょう。学園祭などでも先生方からの発表が一番盛り上がったりしますよね?振り切れば振り切れるほど、子どもたちからの反応も良かったりします。

 

卒所式で使えるアイデア

保護者の方からの手紙

・卒所生へ保護者の皆さんからの手紙を書いてもらいましょう。前持った準備が必要なので保護者へはしっかりと伝えておき、準備をお願いしておきましょう。

保護者の方が参加できる場合には直接読んでもらうと、一層感動する式となることでしょう。

 

在所生からの言葉

・次に最高学年になる子が、卒所生へのお祝いの言葉と自分たちが引っ張っていくという決意を述べます。卒業式でもある、送る言葉です。考えられる子であれば任せても大丈夫ですが、大変な場合には例文を作っても良いかと思います。

以下簡単な例文です。

6年生の皆さん、卒所おめでとうございます。 6年生の皆さんは僕(私)たちを引っ張ってくれました。 今度は僕たちが引っ張る番です。6年生の皆さんに優しくしてもらったことを思い出しながら、頑張っていきたいと思います。 今までありがとうございました。

 

1年生と一緒に入場

・入場は卒所生と雰囲気の似た子や仲良く遊んでいた1年生を選んで一緒に入場すると、保護者の方は身長差などから1年生の時の懐かしさを感じてもらえるのではないでしょうか。また、入場してくる1年生にとっても良い思い出となります。

 

子どもたちのアーチ

・参加者が2人1組になり、アーチを作ります。卒所生にはそこをくぐってもらいましょう。通る際には「おめでとうございます」などの子どもたちからのメッセージを必ず添えるようにしておきましょう。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。子どもたちの卒所やお別れはさみしいですが、その子が成長した証でもあります。また4月からの新しい出会いも楽しみですよね。

参考にしてもらえたならうれしいです。

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

早めにやろう!3月のおたより文例

こんにちは

最近更新を少しおやすみしていました…すみません。

今日からまたいろいろと載せていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

さて、2月になりましたね。今年度ももうまもなく終わります。今日は早いのですが、3月のお便り例です。新年度の準備で忙しいのでできることは早くやっておきたいものです。文例を載せておきますので参考にしてみてください。

 

3月のおたより

入れたいポイント3つ

3月のお便りで入れたいポイントは

・進級進学にともない、子どもたちが期待している様子。 ・学年が一つ上になることで期待していること ・末文は保護者の皆さんへの感謝

の3つとなります。ではそれに沿った例文を下からどうぞご覧ください。

 

例文

・少しずつ雪解けも見えて、外で遊べる機会が少なくなってきました。「雪遊びができなくなるのいやだな~」「もっと雪で遊びたいよ」という子どもたちの声が聞こえてきました。冬が終わるのは残念ですが、暖かい日も増え、春の訪れを感じています。 ・今年はインフルエンザが流行していますね。学童でも流行らないよう「手洗い・うがい・消毒」を合言葉に感染対策をしっかりととり、予防につとめていきたいと思います。 ・4月から子どもたちの様子を見てきましたが、入所当時に泣いていた子もたくましくなり、友達を引っ張る姿を見せてくれるようになりました。また上級生も新たなつながりができ、「今日は〇ちゃん来る?」と楽しく過ごすことが増えました。この1年の子どもたちの成長がとてもうれしく、頼もしく感じています。 ・進級、進学まで残り僅かとなりました。学年がひとつ上になることで子ども達は期待に満ち溢れているようです。 また3月でお別れするお友達もいるので、思い出を作ろうと積極的に関わりを増やしている姿が見られていますよ。 また新しい子が入所してくることで今まで以上に友達とのつながりがふえていくことを願っております。  ・新しい学年になることで上級生は上の学年になるという責任感、お手本ということを自覚していけるよう、下級生は上級生の姿を見て、良いところを吸収していけるようこれからも援助していきたいと思います。 ・4月より入所する新一年生の良きお手本となり優しく遊んでくれることも期待しています。見学に来ている新一年生を遊びに誘っていたり、優しくリードしている場面も見られていました。「早く4月になってほしいな」「あの子と遊びたい」という声が聞こえ、自然と優しくできている子どもたちの姿を見て異年齢保育の良さを感じました。 ・進級に伴い、不安もあることと思います。子どもたちの話をよく聞き「素敵な上級生」になれるよう子どもたちに寄り添い、一緒に考えて、時には助言していきたいと思います。 ・進級まで残り僅かとなりました。学年がひとつ上になることで新一年生の良きお手本となり、優しく遊んでくれることを期待しています。また自分自身も子ども達と一緒に日々成長していきたいと思います。 ・今年度も保護者の皆様のご理解、ご協力のおかげで無事過ごせたことを感謝致します。有難うございました。 ・今年度子どもたちと一緒に楽しく過ごせたのは保護者の皆様のご協力があったからこそと思っています。今年度もありがとうございました。4月からもよろしくお願いいたします。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。今年はインフルエンザが流行していますね。感染対策を今一度見直してみるのも良いかと思われます。 3月はまとめの月になりますので、いろいろと忙しいかと思います。2月中にできることはしっかりと行い、進級、新入所に備えたいですよね。

参考にしていただければ幸いです。

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

学童保育での節分アイデア6選

こんにちは

あっという間に2月になりますね。

今日は節分の取り組みについてお知らせしていきます。

 

節分のアイデア

皆さんの学童では節分はどのようにして過ごしますか?

豆まきをする、鬼のお面を作るなどなどそれぞれのアイデアがあると思います。

今日は遊び、工作、取り組みアイデアをいろいろお知らせしていきますので参考にしてみてくださいね。

 

節分の由来クイズ

・節分の由来は保育園、幼稚園で聞いている子もいるかと思います。

そこで子どもたち全員で節分〇×クイズ大会を行ってみましょう。何点か問題を考えてみました。

1.節分の日は2月1日に行う。 正解.× 2.豆まきの時の掛け声は「鬼は外、福は内である」 正解.〇 3.鬼を退治するための豆は枝豆である 正解.×(炒った大豆) 4.豆は年の数だけ食べる 正解.〇 5.鬼が嫌いな魚はいわしである 正解.〇(いわしの焼いたにおいが苦手)

全問正解者には特典があると盛り上がりますね(インタビューしたり、景品折り紙メダル等)。

折り紙メダルの作り方

 

鬼のお面・豆入れ作り

 

・画用紙、毛糸、ペンなど用意して鬼のお面作りや豆を入れる容器作りをします。鬼は赤鬼、青鬼などの昔ながらのものから中には「鬼滅の刃」などの鬼にしても良いかと思われます。頭にかぶるタイプや顔につけるタイプなど様々で良いと思います。 豆入れは牛乳パックやお菓子の空箱などに画用紙を貼り、作りましょう。

描けない~という子へは塗り絵して作っても面白いですね。

鬼のお面ダウンロード

おめん~あかおに~

 

豆まき①学童内を「鬼は外」

学童保育所内をグループに分かれて豆まきしていきます。○先生チーム、◇先生チームなど職員の数に分かれる、もしくは各所で職員が見守りにつき、ふざけすぎていないか、やりすぎていないかなどを確認しましょう。終わった後の豆の掃除も子どもたちと一緒に行いましょう。

 

豆まき②代表者が豆をまく

学童保育所内の広いスペースで代表者(職員や6年生などの年男、年女)が豆まきをします。豆(といいつつ袋のお菓子、飴など)をまき、それぞれが拾っていきます。拾う子へはビニール袋を渡し、集めやすいようにしましょう。 事前指導をしっかりと行い、ケガや極端に不公平がないようにしていきましょう。

事前指導(例) 約束事3つ ・お菓子は取りすぎない ・周りをよく見る ・少ない友達へは分け合う

 

心の鬼をやっつけよう

・今は鬼といえば赤鬼、青鬼などの姿が決まっていますが、昔は鬼の姿ははっきりと決まっていなかったそうです。「目には見えない悪いもの」を「鬼」と呼んでいました。

ということから、子どもたちの自分で考える「なおしたいところ」と「心の中の鬼」として退治するというものです。節分当日までになおしたいところを紙に書き、豆まきで払います。 終わったら書いた紙は持ち帰ってもらい、子どもたちが自分でなおしたいところを保護者の皆さんへ見てもらいましょう。

 

職員が「鬼」になる…?

・負担が大きそうなのであまりお勧めはしませんが、職員が「鬼」となり子どもたちが豆まきをするというものもあります。 ただし子どもたちが全力で立ち向かってくる可能性や低学年は泣いてしまうこともありますので、承知の上行ってください。(特に前者は高学年の子もノリノリでやってきますので身体的にかなり疲れます)

私がかつて勤めていたときには「先生、今日鬼が来るの?」と心配していた子もいました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。節分の行事も楽しく過ごせるように何点かアイデアを載せましたので参考にしてもらえると幸いです。行事も友達と楽しめるのも学童保育の良いところですね。

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

2月の指導案文例

こんにちは

今日は2月の指導案の文例を載せていきます。

 

2月指導案文例

気を付けるポイント

・季節柄、感染症の流行がある時期です。うがい手洗いなどの感染症対策をより一層気を付けていくということを書きます。

・寒さも厳しく、屋外と室内の気温差も激しい時期なので、衣服の調整ができるよう、暖房などの環境も整えていきます。

・年度末が近づいているため、集団としてのまとまりを目指したいところです。どうすればもっとまとまりがもてるかを考えて書きましょう。

・進級へ向けての意識をより高く持てるようにはたらきかけていきましょう。

・行事としては節分があります。学童で行う節分での約束事も描いておくと良いです。

それでは文例を載せていきます

 

目標

・集団の中で自分の役割に気づき行動する。 ・進級へ向けての意識を持ち、自分のことは自分でできるようにする ・冬の感染症について理解し、手洗いうがいなどの予防策を徹底する

 

生活

 

・一人一人の健康状態を把握し、異変がある場合には検温や水分補給などを促していく。気温の変化が大きいので必要に応じて着替えを促す。 感染症予防の為に手洗いうがいなどの徹底。加湿や除菌など子ども達が安全に過ごせるような環境を整える ・インフルエンザ・風邪などの感染症予防のため手洗い、うがいを促す。また万が一おう吐した場合などを考慮して道具の用意をしておく ・汗をかいている際には着替えや水分補給を促していく。気温の変化により体調を崩しやすいので外出する際には帽子、羽織るものを持つ又は着るように伝える。ない時には保護者にも伝えお願いしていく ・衣服の着脱をしない子には活動状況に応じて調整していくよう声を掛ける。脱いだ衣服の管理を伝えていく  

 

環境設定、配慮事項

・室内遊びの際には環境を考え、片づけのしやすい環境を作り取り組ませていく。またおこなう際にはあらかじめ時間や範囲を明確にし、子ども達から不平不満がないようにしていく。 ・危険のないよう指導員は立ち位置や子どもの様子を把握しておき人数や環境に応じて連携を取り合い対応していく ・集団の中で「集まる時」「話を聞く時」など場面を考えた行動ができるような緊張感が持てるような言葉がけや環境づくりを心がける。 ・集団で行動していることを子ども達に意識づくような問いかけや言葉を配慮する。 「今何をする時間か」子ども達が気づけるような言葉かけをする。場の雰囲気を読み取るのが苦手な子には別の環境を用意するなど、その子に応じた環境を配慮する ・怪我を防止するため指導員のつく範囲以上に子どもがいる場合には連絡をし、違う部屋での遊びの展開や指導員を増やすなどの対応をしていく ・場所や人数などを伝え必要に応じ、遊び場所を考える。職員間で連携し子どもたちへ遊べる場所の案内をしていく ・遊びの環境を整え人数がうまく分散できるよう遊びの内容や環境を整えていく。気温や天候により室内活動が出来るような環境を調整する。 ・帰りの会などで進級についての話をしていき、されてうれしかった「お兄さん」「お姉さん」の言動を聞いていき、それを下級生へ実践できるように伝えていく ・新入生にどんな子がいるのか、子どもたちへ話していき、進級に向けての期待がもてるようにしていく ・豆まきを行う際には始める前に約束事を話し、子どもたちの衝突がないように気を付けて豆をまく。 また拾ったお菓子に大幅な偏りがあった場合には中身を確認しながら調整していく

まとめ

・いかがでしたでしょうか。2月は進級や新入生の準備もあり、準備が大変かと思います。ここに載せた文例を参考にしてもらえると幸いです。

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

散歩、移動中に気を付けるポイント

こんにちは

今日は保育中の散歩や戸外移動の際に気を付けることを書いていきます。

 

戸外移動の際に気をつけること

想定される危険

・普段の保育の中で散歩に出かけたり、ちょっと遠くの公園まで歩いていくこともあるかと思われます。戸外のことになりますので室内で想定されるケガや事故とはまたちがったものがあるかと思われます。

・不注意による車との接触 ・間隔があきすぎて見失う ・移動中のけんかやトラブル

こういったことが想定されます。想定されるものは防いでいきたいですよね。次からは対策をのせていきます。

 

事前指導

・移動がある際には出発前に集合し、約束事の確認をします。 (車が来ていないかよく確認する。できるだけ間隔は開けないようにする。移動中はふざけない等)

約束を守れなかったらどんな危険があるか子どもたちと一緒に確認しましょう。子どもたちへ意見を問いかけてもいいです。 子どもたちから見た危険は大人とはまた違うものがあるかもしれません。

人数やメンバーをよく確認しておきます。

そしてトイレに行くよう絶対に呼び掛けておきましょう。

 

整列の時の注意点

・次に施設近くで整列を促しましょう。

できるだけ高学年×低学年の組み合わせが望ましいです。高学年は車道側につくように伝えておきましょう。高学年同士であれば大丈夫ですが、1年生×1年生はよほど落ち着きがある子以外はお勧めしません。

組み合わせもふざけすぎてしまったり、ケンカになりそうな組み合わせは避け、落ち着いて移動できる組み合わせを考えましょう。

任せられる場合には高学年に組み合わせを考えてもらうのも手です。 時に職員よりも厳しい目で組み合わせを考えてくれます。
職員が一人で引率する場合は先頭に、二人の場合は列の前後に、三人つけるときには前後真ん中または前後と気になる子のそばにいると良いでしょう。
※一人の場合は最後尾に高学年をつけ、間隔を見て移動するように呼び掛けてほしいとつたえておくと少し安心です。

移動中

・さあ出発です。

先頭の職員は前方の危険を見ながら定期的に後ろが間隔を開けずについてきているか確認します。自転車が向かってきたり、犬を散歩させている方がいたときには気を付けるよう後方へ呼びかけます。
最後尾の職員は後ろから見て、間隔があいているところがないか、後方から危険がないか確認しながら進みます。先頭と同じように気を付けることがある場合には前方へ呼びかけます。
真ん中についた職員は子どもたちの様子を見ながら、先頭と最後尾の呼びかけを伝達します。また緊急事態(処置が必要なケガ、戻ってトイレに連れていく)が起きた場合に対応するのが真ん中についた職員です。

信号や横断歩道を渡る際にはできるだけ全員がついてから渡るようにしましょう。間隔があいた状態で渡ると、点滅時や慌てて移動するため、曲がってきた車に衝突する危険があります(そういった状態だと子どもたちもなかなか止まったりが難しいです)。

到着、そして帰るとき

・目的地へ到着してからはすぐに遊ばせるのではなく、再び約束事を話してから遊ばせましょう。あらかじめ帰る時間を伝えておいてから遊ばせます。

帰るときには再び人数を確認し、近くにトイレがある場合にはトイレを促します。出発時の約束を確認してから帰りましょう。帰るときの注意点も先ほどのものと同じく、危険があったら子どもたちへ呼び掛けていきます。

まとめ

いかがでしたか。

移動の際には事前指導が大切です。事前に伝えると子どもたちの中でも気を付けようという意識が芽生えます。

また「わかってるよ~」という約束事でも、いざ破ってしまった後の話で「そんなこと聞いてない、知らない!」ということがあるため、事前指導はそれを防ぐためでもあります。

予想されるケガや事故を防ぎ、子どもたちも職員の皆さんも楽しく過ごせますように…

ではでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

卒所式のご案内のお手紙サンプル

こんにちは

今日は卒所式のご案内のサンプルを用意しました。

見ながら解説していきたいと思います。

 

卒所式の案内

そもそも卒所式って?

・卒所式は学童保育の卒業式です。 学童保育は通えるのが小学生なので、区切りの一環として執り行われているところもあります。

学童保育内でアットホームな雰囲気で行われるものや、会場を借りて厳粛におこなわれるものなどなど、その学童によってさまざまなようです。

卒所式の案内(卒所生の保護者へ)

今回は会場を借りる場合のお手紙を作ってみました。

卒所生保護者各位                                           令和〇年〇月〇日(〇) (学童保育所名)

卒所式のご案内

  早いもので卒所式まで残り1ヵ月となりました。令和〇年度は6年生〇名が(学童保育所名)を卒所します。 この1年振り返ると、様々な想いがよみがえります。楽しかった高学年旅行、夏休み、冬休みの行事等、子ども達の元気な声と笑顔に支えられ支援員一同充実した日々を過ごすことができました。 さて、令和〇年度卒所式を行います。季節柄何かとご多忙とは存じますが、是非ご出席下さいますようご案内申し上げます。    

○日 時:〇月〇日(土)  10:30~12:00

○場 所:○○ホール

○持ち物:大きな紙袋(修了証書・記念品を持ち帰ります)   ※10:20までに会場にお入り下さい。 ※通常保育はお休みとなります。

・保護者参加できる卒所式として作っています。小学校卒業まで通ってくれた感謝の気持ちで送り出すという意味もあります。

・会場によって上靴やスリッパの持参もお願いしましょう。

 

卒所式の案内(在所生の保護者へ)

次に在所生の保護者向けです

 

保護者各位                                             令和〇年〇月〇日(〇) (学童保育所名)

卒所式のご案内

  早いもので卒所式まで残り1ヵ月となりました。令和〇年度は6年生〇名が(学童保育所名)を卒所します。 この1年振り返ると、様々な想いがよみがえります。楽しかった高学年旅行、夏休み、冬休みの行事等、子ども達の元気な声と笑顔に支えられ支援員一同充実した日々を過ごすことができました。 さて、令和〇年度卒所式を行います。季節柄何かとご多忙とは存じますが、是非ご出席下さいますようご案内申し上げます。  

○日 時:〇月〇日(土)  10:30~12:00

○場 所:○○ホール

  ※10:20までに○○ホールに集合して下さい。帰りは12:00ころに○○ホールにお迎えをお願い致します。 ※通常保育はお休みとなります。 ※子どもは基本全員参加となります。(欠席する場合はお知らせ下さい。) ※保護者の方の参加は下記に印をつけ / ( )までに提出して下さい。     名前                     

出席         ・         欠席

 

・在所生へは気持ちとしては全員参加してほしいのですが、難しいご家庭も多いため出欠記入式となっています。また練習が必要なものも出てくるので出欠把握は重要です。 ・入場時間によって直接会場集合か、徒歩でも可能であれば学童保育から移動ということもできるかと思います。どちらにせよ、集合時間はお手紙のほか、口頭でもしっかりと伝えておくと不安がないかと思います。

 

 

まとめ

・いかがでしたでしょうか。

この文をそのままお便りとして発行するのもよし、部分を変えて出すのもよし、「こういう風に行うんだ」と参考にしてもらうのもよしです。

ではでは、今日も最後までご覧いただきありがとうございました。